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日常の暮らしと東洋的なもの
20th 2月 2009
わかりやすく経絡治療・東洋医学を話すということはかなり難しいことのようだ。しかも限られた時間内で全体を語るのは、至難の業である。
専門用語につまずき、生まれながらに西洋的思想・教育を受けてきた私たちとっては、なじみのないものようだ。
盲学校時代の私の同級生(50歳代の男性)は、がちがちに西洋的なものを学んできて、職場は科学工場であったという。そのためか1センチは1センチであると譲らない。これは、つぼの位置を示すためにたとえば肘から手首までを1尺とし、その10分の1が1寸と決めている。であるから子供と大人・大人同士でも身長の差のよって異なってくのだ。このことが許せないとさかんに言っていた。それはそうなのだが、東洋的な見方も大きな意味を持っている。非常にわかりやすい面を持っているのだ。
この東洋的な考え方・全体から個を見るという考え方から何か現代人が忘れ去っている大切なものが見えてくるのではないか。
今日、NHKの小さな旅を見た。新潟県上越市の中俣の話である。
雪で歩く道がなくなるため、除雪できない高齢者に代わって70歳代の男性がカンジキをはいて歩く道を踏みならしていた。また、炭を作って売り物にならないものを無償で配っているおばあちゃんがいる。しかも雪道を大きな炭袋を背負っての話だ。売り物にはならない炭といっても非常にいい品で、朝に火を入れると夜まで持つという。何かいいものを見たような気がする。テレビを見ながら、微笑んでいる自分がそこにいた。
人の役に立つということ。人のために喜んで行うことの大切さを改めて教えていただいたようだ。ここに東洋的な全体を考え、個を一つ一つ大切にするということが見えてくるのではないか。
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