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子供の頃からアレルギーとしてアトピー性皮膚炎と小児喘息の両方を発症していました。症状が出てくるとその都度薬で症状を抑えてきたそうです。症状が強ければステロイド剤を使用していたそうです。

当院へは、紹介されて来院されました。皮膚は全体がやや黒ずんでいます。また痒みが強く、ストレスや疲労により更に悪化し首の周り、各関節等に発症してきます。

治療は本人の仕事の関係で週1回しか来院できず、「気長に治療していきましょう。次第に楽になってきますから」と説明し、定期的に来院していただけるようにお願いしました。当初は本人体質から(虚体)慎重に治療をしていましたが、それでも治療後少し疲労感を感じると言うことで、よりドーゼ(治療量)に気をつけながらの治療となりました。

このようなアトピーと喘息を併せ持ち患者さんの特徴として、喘息が優位に発症しているときは、アトピーによる痒みはあまり感じられなくなっています。ですからその都度その病体に従った治療となります(経絡治療に場合は、改めてこんなことを書く必要は無く、その都度病体に従った証に応じて治療することになりますが)

治療開始から半年ほどして、喘息発作は殆んど影を潜め気にならなくなってきました。アトピーに関しては、痒みが体調の変化により出たり出なかったりを繰り返していました。しかし、その後次第に痒みも出なくなってきました。ただ、疲れすぎや、食事面での不摂生が続くと少し痒みは出てきますが、以前のように強くなく皮膚の状態も安定しています。

現在も(治療開始から1年を過ぎていますが)定期的に体調管理に来院されています。

近年、この治療例のようにアトピー性皮膚炎と小児喘息と持っている幼・小児が増えています。このような症状を持っているお子さんのご両親は心配が絶えないことと思います。薬付けにはしたくない。さりとてなすすべが無い。そのような状態だと推察いたします。でも、この例のように改善していきます。お子さんの治癒力に期待してください。その治癒力を引き出すために、経絡治療による鍼治療も考えてみてください。

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関西地区在住の方からの感謝の手紙

藁をもすがる思いで、温穂堂ホームページの問い合わせにメールを下さる方々がおられます。しかも関西や中国地方といった遠方からのお問い合わせが続いています。

そんな問い合わせになかなかメールのみではお答えできず、電話にて直接お話させて頂くことが多くなっています。。

本当に切羽詰った状態でメールを下さっていますから、生半可な答えなどは出来ません。結果、電話でお答えさせていただくと言うパターンが多くなっています。

そんな中で、メールをいただいてお答えした関西在住の方からの感謝のお手紙をいただきました。

困っておられた様子など書かれており、この手紙の内容を掲載することで、同じように困っておられる方々に少しでも安心を届けられたらと思い、ご本人の許可をいただき掲載いたしました。

【以下、お手紙の内容です】

『その節は、メールでのお問い合わせだけにも関わらず、わざわざお電話まっとで下さり、ご親身にご助言をいただきまして、本当にありがとうございました。

去年の年末辺りから、娘が風邪をひく機会が増え、その上、喘息症状も伴い始め、お医者さんから喘息と断言されたときは、本当にショックでした。私自身もアトピーや小児喘息があったので、当然のように言われましたが、親としては、自分の体質のせいで、大切な子供にまで同じ思いをさせると思うと、本当に落ち込みました。風邪をひき少しの咳が始まるだけで恐怖を感じ、以前のように、ひどくなれば入院させてしまうのでは・・・・と頭の中が不安で一杯で、慌てて小児科へ走るものの、出る薬は、気管支拡張剤の内服薬と、同じく気管支を拡張させる貼り薬での様子見でした。これで更に症状が出るようなら吸入が追加され、ステロイドの内服を追加する治療方針でした。

薬の常用を避けたい私は、あれこれと薬の質問を重ねるのですが、詳しくお医者さんの話を聞けば聞くほど、最悪の状況ばかりお話され、かえって自分の不安をあおるような上竅でした。

喘息の薬は予防薬が中心で、たとえ症状が出ていなくても、発作が出ないように、長期に渡り内服を続けては止めて様子を見るのが基本スタイルらしく、そんな薬の使い方を疑問に思いネットで調べてみると、同じような薬に不安や疑問を持つ親御さんの書き込みがたくさんありました。「内服していても発作のなるときはなる」「いつまで内服を続けるかわからない」「貼るテープはずっと貼っていても大丈夫?」「予防で薬ばかりに頼って、自分の体で治す力が失われない?」等々、長期薬を服用しているでも、必ず安定することなく、疑問がついて回るかと思うと、やはり、薬にすがるのはもう止めようと決心するものの・・・ひどい咳込みがくれば、そんな決心は直ぐに恐怖心に負けてしまい、手持ち薬に手が伸びて小児科へ通う日々でした。

そんな中、原因不明の高熱が出て微熱が続き、数回の解熱剤の使用と、2種類の抗生物質を三日間飲み、いつもの喘息予防薬も合わせて飲み続けていたところ、メールで相談させていただいた低体温の症状になりました。

お医者さんに相談しても、命に関わらない程度の低体温は見向きも去れず、素人ながらに、太陵の薬を短期間に摂取した副作用ではないかと思いながらも、お医者さんには、全く関係ないと言われ、不安な日々が続いていた時に温穂堂さんのホームページに出会いました。今から思えば、低体温にならなければ、温穂堂さんに出会えなかったので、低体温になってくれて良かったと思えるくらいです(笑)。

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アトピーも、以前は痒がり寝られず泣く娘を見ると、薬は抑えるだけと重々わかっていながらも、その場しのぎに薬を塗る日もありましたが、今は、痒がり多少ひどくなっても「身体から悪いものが出てる出てる、治ってるなぁ」と、好転的に考えられるようになりました。

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最近は、家の周りをマラソンしたり、遠くまで散歩したりと積極的に外で遊び、以前のように、風邪をひかせたら喘息になり、また薬を長期常用するのではと言う不安から、家にこもりがちな日々がなくなり、外で娘が上着を脱ぎたいと言っても、笑顔で「いいよ~。寒くないって強いね」と言えるようになりました。以前は、寒い=風邪=喘息=薬の長期常用の連鎖になっていた私は、恥ずかしながら脱ぎたがる上着すら脱がせてやれない精神状態でした。

身体を治療していただけるだけでなく、娘に薬の副作用を心配することなく、不必要な薬の乱用をせずにすむ安心感は、私の大きな精神の安定に繋がり、更に明るく楽しい生活をすることが出来るようになりました。

重ね重ね本当にありがとうございました』

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アレルギーのお話 ①

ゴールデンウィークも終盤を迎え、帰省ラッシュが気になる日々となりました。

例年、このくらいの時期になると、花粉症次第に楽になって凝られる肩が多くなるようです。

今回久々に、「私の治療室から」を書いてみようと思っています。私にはどうしても気になることがあるからなのです。 

それは、アトピー・喘息に代表されるアレルギー症状を持つ幼児や小児のことが気になっているからです。当院においても、幼児の治療をおこなっていますが、その大半がアレルギー症状を持っています。生まれて数ヶ月でアトピーを発症して、顔や頭が赤くただれているグジュグジュの状態で来院される子供さんや、アトピーのほかに喘息も発症している子供さん、幼児なのに手足が冷たく湿っている子供さん、アレルギーのため除去食を保育園等に頼んでいる子供さん等、小さいからだで大きな問題を抱えています。

これからも更なる環境の悪化や食生活の貧困さに拍車がかかっていく時代になっていくのでしょうか?

もしそうだとしたら、私たちはどうやってアレルギーを発症させないでクオリティライフを実現していけるのでしょうか?

そんな状況の中、私のできること、鍼治療を通して、漢方の知識を活かして子供たちの成長のお役に立ちたいと思っています。

 

まず、はじめに大切なのは、お母さんのからだを変えていく努力をお願いしたいことです。

妊娠前、妊娠中はもちろんのことですが、「あなた手足は、暖かいですか?湿った手足になっていませんか?おなかを触ると冷たくなっていませんか?膝がなんとなく重く痛むときがありませんか?肩こりがあり痛みませんか?・・・・・・・・」このような症状はありませんか?からだがひえています。生活習慣や食生活の再検討をお願いしたいと思います。

まずは、できるところからはじめてみてください。

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アレルギーに関して

「アレルギー」にはいろいろな症状があります。
例えば、アトピー性皮膚炎・喘息(小児喘息)・花粉症・蕁麻疹・アレルギー性鼻炎、 更には自己免疫疾患まで含めますと、かなり広範囲になります。
アレルギーを起こす体質そのものを改善していく場合と、鍼灸によってもアレルギーの諸症状を改善させ、完治させることができます。
実際に下記の「小児喘息の治療例」「蕁麻疹の治療例」のようにアレルギー体質を改善・完治していくことが少なくありません。

アトピー性皮膚炎でお悩みの方はアトピー体質の改善のページをご覧下さい。
不妊症でお悩みの方は不妊の改善のページをご覧下さい。

小児喘息の治療例 ~アレルギー体質の改善のために~

喘息とは、何らかの作用で気管支が急激に収縮して、肺から息を出せない状態に成っているものです。
どうしてそうなるのかはいまだに判っていません。zensoku2
呼吸を支配する自律神経からは副交感神経の緊張状態といえます。
では漢方の世界、とりわけ経絡治療の立場からはどう説明されるでしょうか。
まず、喘息は呼吸器系の反応ですから肺についてみて見ましょう。
肺を季節および時間から見ますと、季節では「秋」時刻では「午前3時~5時」です。
これをみますと「あれー、そうか」と思われる方もおいでになるでしょう。
そうです。喘息特に小児喘息の発作の出やすい季節と時間に該当します。
また、肺は呼気を支配し腎は吸気を支配するとされていますので、喘息発作時の状態を見たとき、お判りいただけるでしょう。
更に肺系統(肺・大腸)における体質の陰陽のバランスの崩れが大きく、それによって他の体質系統とのバランスも崩され、発作を起こすと考えられます。
このように、気管支の異常な収縮はそれのみの反応に止まらず、体全体に反応をあらわし、 それは内臓を中心とした各系統とのバランスの崩れと深い関連を持っていると言えます。
「気管支の異常収縮を薬以外で直せるの?」「自律神経の不調和を薬以外で治せるの?」というもっともな疑問も判ります。
しかし、先ほど述べたように喘息発作も各内臓系統のバランスの崩れにほかなりません。
ですから、鍼治療によってこのバランスを調整し、崩れ難い体質に作り変えていくことが大切になります。
当然自律神経といえども内臓の支配のひとつといえます。
昔から乾布摩擦の話がありますが、これをすることによって皮膚を鍛え、呼吸器を強くするという意味があります。
つまり、皮膚は肺系統の支配にあるため皮膚を鍛えることで肺に影響を与えるということになるのです。
継続してみてください。 すぐに結果を求めがちになりますが、じっくりやることこそ大切です。
スローライフもときに大切なことがありますよ。

蕁麻疹の治療例(4歳) ~アレルギー体質の改善のために~

全身地図でも書いたような蕁麻疹が出ていて、長い間病院に通い投薬を受けていたが、全く改善せず、 注射等かなりつらい経験をしたためか医師の前に行くと暴れ抵抗をするため、いつも父親に抱きかかえながら診察を受けていたそうです。
当院へはホームページを見て来院されました。 治療室に入るなり泣きながら抵抗するため、父親に体をしっかりと押さえつけられベットに乗せられました。
蕁麻疹で困っていることを確認し、暴れている小児の手首を軽くつかみ、脉診・診断をすばやくし、すぐに治療に移りました。
小児用のはりを持ち左手首付近にもって行きました。
激しく抵抗して簡単にははりを固定できませんでしたが、何とか最初のはりを終え次の箇所に移りはりを固定していたら、 あれだけ泣いて抵抗していた子供がニコニコしだし、 それ以降は素直に笑いながら治療を受けてくれました。
「最初はどうなることか」と思いましたが無事初回の治療を終えることができました。
治療後落ち着いているので詳しく症状の経過を問診しました。
その後少し遠方でもあるので週1回の治療を継続しました。アレルギー体質の改善イメージ
2回目以降の治療は、「来院を楽しみにしている」と母親が言っていましたが、 いつも「温穂先生 温穂先生」とニコニコしながら治療を受けてくれました。
治療を受けると気持ち良いのだそうです。よくこう言われることがありますが。
治療を2ヶ月継続し、すっかり症状は無くなりました。
1ヶ月間のお休みを経て来院。
この期間中に骨折をしたためか、ストレスのため蕁麻疹が少し出ましたが再来院し治療をしてから症状は消えています。
このように病院でつらい経験をして暴れだす子供でも「はり」のよさがわかります。
薬で症状を押さえ込むのではなく、はり治療で出し切って体質を変えることも大切です。

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体質の改善 ~対処療法と原因療法~

アトピーというと、皮膚科を想像する皆さんが多いと予想できますが、それはアトピーが原因で起こっている皮膚の炎症を抑えたり、その症状を軽くする治療を思い浮かべるからではないでしょうか?
鍼灸治療においては、炎症が起こったあとの対処療法よりも、炎症が起こる体質を原因として考えることにより、改善を図ることを考えます。
アトピーは直らないからと対処療法のみで生活を続けるよりも、原因であるアトピーの体質を改善していく原因療法と併用することこそが健康な生活を快適に送ることにつながるのではないでしょうか。

アトピー体質を改善するために

アトピー体質と言う言葉があるようにアトピー性皮膚炎とは体質的なものが大変大きなウエイトを占めていると思われます。つまり、体質を改善していかなければアトピーを完治させることはできないともいえるでしょう。ですから、単にその場の症状を緩和させるだけではなく、体質をも改善させる治療でなければならないと言えるでしょう。では、どう実現していったら良いのでしょうか。それは、経絡治療によって体質そのものを改善させ実現していくことができます。実際に来院されるアトピーの患者さんは、冷えが強かったり、体全体が湿っていたり乾燥していたり、強い便秘があったりします。アトピーのほかに表すこれらの諸症状(体質的なもの)は経絡治療を行うことによって改善され、それとともにアトピー体質も改善・完治へと向かいます。経絡治療を行うことによって、冷えた体は温まり、湿ってべとべとしている体はさらっとした滑らかな状態に、乾燥の強い皮膚は適度の湿り気を保った滑らかな皮膚に、便秘も解消され、体質の改善が行われます。この体質改善はアトピーのみに有効なのではなく、治療を受けられるすべての人にも同じ効果が得られるものです。

その他のアレルギーでお悩みの方はアレルギー体質の改善のatopionnanoko
ページをご覧下さい。
不妊症でお悩みの方は不妊の改善のページをご覧下さい。

アトピー性皮膚炎の女の子

アトピー体質の改善イメージ生後まもなくアトピー症状が出だし、いくつかの病院へ行ったり、良いと聞いた療法を試してみたりしてきたそうです。
しかし、いずれもあまり効果なく症状は悪くなるばかりだったそうです。
痒みが強く、夜には特に掻き壊し母子ともに眠れぬ日を過ごしてきたそうです。
当院へは以前アトピー性皮膚炎で来院されていたお子さんの母親の紹介で来院されました。
服を脱いでベット上に横になってもらうと、全身の皮膚は黒ずんでいて、首周り・肘・膝下等はっきりと皮膚炎が見受けられました。
特に、腹部は皮膚が硬くごわごわした感じが強く、腹部にできるしわも全く軟らかさがない状態でした。
「体質ですので改善するまでに時間はかかりますが、きっと治っていきますから、辛抱強く通ってください。見た目にも変化がわかるようになりますから信じて通ってください」と、 説明しつつ初回の治療を終えました。
家庭の事情もあり週一回の治療を続けました。初回の治療から約三ヶ月目に入ったころからは体質の改善のも目に見えて分かるようになり、腹部の状態がはっきり変わり、 硬かった状態から普通のお腹の状態に変わりました。
お腹に出るしわも全く硬さがなくなっていました。それまで出ていた体のかゆみもそれほど出なくなり皮膚炎の出ていた所も消えてきれいになっていました。
季節の変わり目や強いストレス等で時折皮膚が少し荒れますが、あまり長く続かないできれいに戻ります。
全身の状態を見ながら二週間に一回の診療となり、良い常態を継続しています。
治療開始から一年半程していったん治療を終え、その後は、様子を見ながら不定期で治療を受けていただくことになりました。
今ではアトピー体質が改善され、初めて治療をした状態とは雲泥の差となりました。
アトピー・喘息等アレルギー疾患は治療を始めてから比較的長い期間を要すことが多い疾患です。
ですから、安易に短期間で「治りますよ」とはいえません。
今回のケースもそうですが「一年ほどかかりますから、辛抱強く通っていただけますか。 三ヶ月程すると変化がはっきりわかるようになりますから」と、お話させていただきます。
そうは言いながらもっと早く治るケースも多くありますが、これらの疾患はどうしても継続治療が必要なため事前にお話し、 しっかり通院していただきたいためにあえてお話しています。
鍼灸治療でアトピー体質は改善・回復していきますから、どうか辛抱強く通ってみてください。変化がわかりますよ。

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『鍼はなぜ効くんでしょうか?』

このところ数回にわたってわかりやすく?書いてきました。が、実際はわかりにくいものだと思います。

そこで、今回は幼児・小児の治療からお話してみることにしましょう。

当院には、毎日のように幼児・小児が治療に来ています。アトピーだったり、喘息だったり、便秘だったり、風邪だったり、中耳炎だったり、副鼻腔炎だったり様々な症状の子供たちが来ています。このホームページの「治療法」の中で触れていますが、小児用に用いているテイシンの写真が載っていますね。絵でしか見ないとどういうものかさっぱりわからないでしょうが、辛抱強くお付き合いください。

まずは、このテイシンからお話していきましょう。

当院で使っているテイシンは、20金の金鍼で、皮膚に刺し入れない鍼なのです。実際には、刺さないどころか、幼児・小児に使う場合には特に、皮膚に接触すらしません。それで効果が現れるのです。この鍼を近ずけることによって、身体が良いほうに変化し、氣の過不足を調整し、症状を取り去るのです。先にあげた症状がありますが、これらの症状が改善され、完治へと導かれるのです。当然、大人と治療法は殆んど変わりません。そこには鍼数(ドーゼ)の差がありますが。

鍼治療のイメージといえば、鍼を刺す。刺すことで身体に刺激を与える。その結果、痛み等が治るという感じです世ね。

ところが、私が実際に幼少児に使っている鍼(テイシン)は、この観念を覆すものです。刺さないのに治っていく。そこにあるものといえば、刺激ではなく、氣の調整による治療というしか考えられないでしょう。

この氣の調整こそが古来からおこなわれてきている治療法(氣を調整する治療法=経絡治療)なのです。

「鍼は痛いもの。お灸は熱いもの」

もうこういう考え方ををやめましょう。このために、せっかくある治す機会が、失われては大変残念です。

幼少児が笑いながら、ニコニコしながら、お話しながら受けられる治療なのです。

氣の調整をおこなう経絡治療に、少し期待してみませんか。

『百聞は一見にしかずです』 一度経絡治療鍼専門の治療院へ行ってみてください。そこにはあなたの求めているものがありますよ。

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生後間もなくアトピー症状が出、いくつかの病院へ行ったり良いと聞いた療法を試してみたりしてきたそうです。しかし、いずれもあまり効果がなく症状は悪くなるばっかりだったそうです。

痒みが強く、夜には特に掻き壊し母子ともに眠れぬ日を過ごしてきたそうです。

当院へは以前アトピー性皮膚炎で来院されていたお子さんのお母さんの紹介で来院されました。

服を脱いでベット上に横になってもらうと、全身の皮膚は黒ずんでいて、首周り・肘・膝等はっきりと皮膚炎が見受けられました。特に、腹部は皮膚が硬くごわごわした感じが強く、腹部にできるしわは全く軟らかさがない状態でした。「時間はかかりますが治っていきますから辛抱強く通ってください。

見た目にも変化がわかりますから、信じて通ってください」と説明しつつ、初回の治療を終えました。家庭の事情もあり、週1回の治療を続けました。

初回の治療から約3ヶ月目に入った頃から腹部の状態がはっきり変わり、硬かった状態から普通の状態に変わりました。お腹にできるしわも全く硬さが消えていました。それまで出ていた体の痒みもそれほど出なくなり、皮膚炎の出ていた所も消えてきれいになっていました。

季節の変わり目や強いストレス等で時折皮膚が少し荒れますが、あまり長く続かずにきれいに戻ります。全身の状態を診ながら2週間に1回の治療となり、良い状態を維持しています。

治療を開始して一年半程して、いったん治療を終え、その後は様子を見ながら不定期で治療をしていくことになりました。初めて治療を受けた時の状態とは雲泥の差です。

アトピー・喘息等アレルギー疾患は、治療を始めてから比較的長い期間を要することが多い疾患です。ですから、安易に「短期間で治りますよ」とはいえません。今回のケースもそうですが「一年ほどかかりますから、辛抱強く通っていただけますか。変化がはっきりわかるようになりますから」とお話させていただいております。そうは言いながらもっと早く治るケースも多くありますが、これらの疾患はどうしても継続治療が必要なため、事前にあえてお話させていただいております。

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小学校4年生の女の子

4年生になり運動クラブに入ったが、市内でも強豪校のため練習がきつく、体に疲労がたまり、また入部間もないため精神的にも疲れた様子でした。

喘息の治療に定期的に来院していましたが、疲れている様子が伺えました。

そんな中、疲労がピークを迎えたのか、右の頬に湿疹のようなものが出来、皮膚科を受診したところ帯状疱疹と診断されました。

皮膚科を受診後、当院に来院されました。

「帯状疱疹と言われましたが、鍼でも治せますか」とたずねられました。

診ますと右の頬から耳にかけて水疱が見られました。

「体が疲れきった時に出てくるものですから、よっぽど疲れたんですね。大丈夫ですよ。鍼で疲れきった体を回復させて治しましょう。免疫力が下がったため、体内に潜伏していたヘルペスウイルスが再活性したのが帯状疱疹ですから、免疫力を元のいい状態に戻してあげれば治ってしまいますよ。しかも、鍼治療
をしていると水疱の痕も残りません。女の子ですから、特に大事ですね」

治療を始めて3回で完治となりました。

鍼治療で免疫力を引き上げ、患部をお灸で狙いますと、早く完治させることが出来、尚且つ痕跡を残さずに治癒に至ります。通常は2~4週間程で治癒と言われていますが、鍼灸治療を受けることにより免疫力が上がり、自らの力によって帯状疱疹を治してしまいますので、もっと早く治癒に至ります。

鍼灸治療は、とかく整形外科的な症状にのみ効果ありと思われがちですが、このような症例にも効果があります。

皆様の鍼灸治療に対するイメージが、この例を通して少しでも変わっていただけ幸いです。

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1. 小学校1年生の男の子

明日の午前から将棋の大会があり、どうしても参加したいとのことで来院されました。

鍼治療は初めてです。但し、母親と姉は当院で治療を受けています。

体を触りますと、火のように熱く、39度を超える高熱です。診脈すると頻脈で洪水のような強い状態です。

上半身は熱いのですが、下肢(足)は少し冷たい状態でした。

まだ、これから熱が出る様子です。そのことを説明し、治療に入りました。

鍼は、当院で使っている、小児用のものを使いました。

所定の治療を終え、検脈すると、洪水のような強い脈は消え、穏やかな柔らかい状態に変わっています。

さらに熱かった体も、少し熱が下がっています。「明日の朝はもっと楽になるよ」と話をし、明日、朝1番で来院してもらうことを約束して、治療を終えました。

翌朝来院。すっかり熱も下がり、元気な様子です。

「これなら、大会に出れるでしょう」と話しつつ、治療を終えました。

後日、母親から「無事頑張れました」と、お礼の言葉を頂ました。

2. 小学校5年生の女の子

以前、小児喘息で定期的に治療をし、現在喘息はほとんど出ていない方です。

週の半ばに高熱で来院されました。「週末(土曜日)にバスケットの試合があるため、出れるようになりますか。と、何とかお願いします」とのこと。

体を触ると、手足を含め体全体が火のように熱い状態です。脈を見ますと、頻脈で強い状態です。

「試合まで少し時間がありますから、間に合いますよ」と話、治療を開始しました。

所定の治療を終え、検脈すると、強い脈が柔らかくなり、落ち着いた感じに変わりました。

熱かった体も、少し熱が下がり楽になった様子です。また、明日も来院をお願いし、治療を終えました。

翌日来院。

熱はすっかり下がりましたが、少し咳が残った様子です。

診脈して、所定の治療を終えました。

中1日置いて、試合当日の朝来院。

少し残っていた咳もすっかり消え、試合に間に合いました。

3. 2 歳の男の子

小児喘息の男の子で、喘息が出て咳が激しく続くので、診てほしいとのことでした。

初めての鍼治療の体験です。

来院して、ベット上にオムツのみになってもらい、診察を開始しました。

体を触ると、熱く、咳も頻繁に出ています。「これは風邪を引いて咳がひどくなっています」と話しつつ、検脈すると、やはり洪水のような強い脈の状態です。

当院で使用している小児用の鍼を使用し、所定の治療をおえました。

少し熱が高いので、両手の水かきの穴を使いました。

検脈すると、洪水のような強い脈は、穏やかな状態に変わっています。

咳は、まだ残っていますが、熱は少し下がっています。

「今晩少し熱が出るかも知れませんが、解熱剤は使わないでください。その方が早く直りますから」と説明し、治療を終えました。

翌日来院。

すっかり熱は下がり、咳も出なくなっていました。

診脈後、所定の治療を終え、「もう大丈夫でしょう」と話、今回の治療を終了しました。

所見

今回三人の治療例を載せましたが、このほかにも多くの人が、子供から大人まで同じような症状で来院されています。

鍼の治療には似つかわしくないように思われますが、風邪やインフルエンザも、各経絡を整えることによって免疫力を引き上げ、自らの力で早く、これらの症状に打ち勝つのです。

その結果、風邪等が治るのです。

お医者さんに行って、風邪薬等を服用して治すことは当たり前ですが、鍼治療によっても治すことが出来ます。

「よく子供は、風邪を引きつつ抵抗力をつけていく」と言われます。

この意味で、鍼治療は薬の力ではなく、自らの力で治すための手助けをし、風邪と戦いながら強い体を作っていきます。

ですから、鍼治療を受けている子供たちは、熱が出ていても元気です。

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