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1. 小学校1年生の男の子

明日の午前から将棋の大会があり、どうしても参加したいとのことで来院されました。

鍼治療は初めてです。但し、母親と姉は当院で治療を受けています。

体を触りますと、火のように熱く、39度を超える高熱です。診脈すると頻脈で洪水のような強い状態です。

上半身は熱いのですが、下肢(足)は少し冷たい状態でした。

まだ、これから熱が出る様子です。そのことを説明し、治療に入りました。

鍼は、当院で使っている、小児用のものを使いました。

所定の治療を終え、検脈すると、洪水のような強い脈は消え、穏やかな柔らかい状態に変わっています。

さらに熱かった体も、少し熱が下がっています。「明日の朝はもっと楽になるよ」と話をし、明日、朝1番で来院してもらうことを約束して、治療を終えました。

翌朝来院。すっかり熱も下がり、元気な様子です。

「これなら、大会に出れるでしょう」と話しつつ、治療を終えました。

後日、母親から「無事頑張れました」と、お礼の言葉を頂ました。

2. 小学校5年生の女の子

以前、小児喘息で定期的に治療をし、現在喘息はほとんど出ていない方です。

週の半ばに高熱で来院されました。「週末(土曜日)にバスケットの試合があるため、出れるようになりますか。と、何とかお願いします」とのこと。

体を触ると、手足を含め体全体が火のように熱い状態です。脈を見ますと、頻脈で強い状態です。

「試合まで少し時間がありますから、間に合いますよ」と話、治療を開始しました。

所定の治療を終え、検脈すると、強い脈が柔らかくなり、落ち着いた感じに変わりました。

熱かった体も、少し熱が下がり楽になった様子です。また、明日も来院をお願いし、治療を終えました。

翌日来院。

熱はすっかり下がりましたが、少し咳が残った様子です。

診脈して、所定の治療を終えました。

中1日置いて、試合当日の朝来院。

少し残っていた咳もすっかり消え、試合に間に合いました。

3. 2 歳の男の子

小児喘息の男の子で、喘息が出て咳が激しく続くので、診てほしいとのことでした。

初めての鍼治療の体験です。

来院して、ベット上にオムツのみになってもらい、診察を開始しました。

体を触ると、熱く、咳も頻繁に出ています。「これは風邪を引いて咳がひどくなっています」と話しつつ、検脈すると、やはり洪水のような強い脈の状態です。

当院で使用している小児用の鍼を使用し、所定の治療をおえました。

少し熱が高いので、両手の水かきの穴を使いました。

検脈すると、洪水のような強い脈は、穏やかな状態に変わっています。

咳は、まだ残っていますが、熱は少し下がっています。

「今晩少し熱が出るかも知れませんが、解熱剤は使わないでください。その方が早く直りますから」と説明し、治療を終えました。

翌日来院。

すっかり熱は下がり、咳も出なくなっていました。

診脈後、所定の治療を終え、「もう大丈夫でしょう」と話、今回の治療を終了しました。

所見

今回三人の治療例を載せましたが、このほかにも多くの人が、子供から大人まで同じような症状で来院されています。

鍼の治療には似つかわしくないように思われますが、風邪やインフルエンザも、各経絡を整えることによって免疫力を引き上げ、自らの力で早く、これらの症状に打ち勝つのです。

その結果、風邪等が治るのです。

お医者さんに行って、風邪薬等を服用して治すことは当たり前ですが、鍼治療によっても治すことが出来ます。

「よく子供は、風邪を引きつつ抵抗力をつけていく」と言われます。

この意味で、鍼治療は薬の力ではなく、自らの力で治すための手助けをし、風邪と戦いながら強い体を作っていきます。

ですから、鍼治療を受けている子供たちは、熱が出ていても元気です。

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-慢性扁桃炎の症例から (40歳代の女性)-

子供の頃から扁桃腺が腫れやすい状態が続 いていたという。

成人してからもその状態は続き、薬の服用は欠かせない状態であったという。

からだの疲れや風邪をひいたときなどは悪化し、体調を崩しやすかったようだ。

そんな状態が続いていたが、次第に扁桃腺の腫れが引かず、薬を服用していても改善出来なくなってきたとのこと。

常に喉の奥の方に腫れを感じ、紫黒色に変わって膿を持っている状態が常になってしまった。

何とか治したい。薬をきりたいと来院されました。

「薬を飲んではいるんですが、良くなりません。子供の頃からのことなので治りますか。出来れば薬を止めたいと思っていますので」との訴えでした。

「すぐに治りますとはいえませんが、治療を続けていくと変わってきます。はじめは実感できないと思いますが続けていくうちに必ず軽くなってきますから」と答えました。

「当初はからだを変えていくのに週2回の治療が必要です。その後状態を診ながら治療間隔を開けていきます」と説明し、初回の治療を終えました。

ベットから起き上がるとからだ全体が軽くなり、肩や首が楽になったと感じられたようです。

週2回の治療開始から、次第に体調も回復して行き、治療開始から2ヶ月たつ頃には週1回の治療ペースに変わっていました。

その間、普段から感じていた肩こり、頭痛や疲れやすさ等をあまり感じなくなっていきました。

治療開始から半年ほどたった頃には喉の違和感を感じなくなり、当初あった紫黒色に変わっていた扁桃腺は、通常の状態へと変わっていました。

その後、健康管理も含めて1年ほど通院され、現在は体調不良になられたときにのみ来院されるまで変わっておられます。

最近では、手に皮膚炎が出来たといわれて週1回にペースで2ヶ月ほど通われ完治しています。

このように長年悩まされ、薬の服用でもなかなか効果が現れないケースでも継続治療をしていくことで、免疫力を引き上げ治癒へとからだを導いていくことが可能になります。

慢性疾患を持っていてあきらめておられる方は多いと思いますが、このようなケースもあることを知っていただけたら長いトンネルの先に僅かでも光明を見出せるのではないかと思います。

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関西地区在住の方からの感謝の手紙

藁をもすがる思いで、温穂堂ホームページの問い合わせにメールを下さる方々がおられます。しかも関西や中国地方といった遠方からのお問い合わせが続いています。

そんな問い合わせになかなかメールのみではお答えできず、電話にて直接お話させて頂くことが多くなっています。。

本当に切羽詰った状態でメールを下さっていますから、生半可な答えなどは出来ません。結果、電話でお答えさせていただくと言うパターンが多くなっています。

そんな中で、メールをいただいてお答えした関西在住の方からの感謝のお手紙をいただきました。

困っておられた様子など書かれており、この手紙の内容を掲載することで、同じように困っておられる方々に少しでも安心を届けられたらと思い、ご本人の許可をいただき掲載いたしました。

【以下、お手紙の内容です】

『その節は、メールでのお問い合わせだけにも関わらず、わざわざお電話まっとで下さり、ご親身にご助言をいただきまして、本当にありがとうございました。

去年の年末辺りから、娘が風邪をひく機会が増え、その上、喘息症状も伴い始め、お医者さんから喘息と断言されたときは、本当にショックでした。私自身もアトピーや小児喘息があったので、当然のように言われましたが、親としては、自分の体質のせいで、大切な子供にまで同じ思いをさせると思うと、本当に落ち込みました。風邪をひき少しの咳が始まるだけで恐怖を感じ、以前のように、ひどくなれば入院させてしまうのでは・・・・と頭の中が不安で一杯で、慌てて小児科へ走るものの、出る薬は、気管支拡張剤の内服薬と、同じく気管支を拡張させる貼り薬での様子見でした。これで更に症状が出るようなら吸入が追加され、ステロイドの内服を追加する治療方針でした。

薬の常用を避けたい私は、あれこれと薬の質問を重ねるのですが、詳しくお医者さんの話を聞けば聞くほど、最悪の状況ばかりお話され、かえって自分の不安をあおるような上竅でした。

喘息の薬は予防薬が中心で、たとえ症状が出ていなくても、発作が出ないように、長期に渡り内服を続けては止めて様子を見るのが基本スタイルらしく、そんな薬の使い方を疑問に思いネットで調べてみると、同じような薬に不安や疑問を持つ親御さんの書き込みがたくさんありました。「内服していても発作のなるときはなる」「いつまで内服を続けるかわからない」「貼るテープはずっと貼っていても大丈夫?」「予防で薬ばかりに頼って、自分の体で治す力が失われない?」等々、長期薬を服用しているでも、必ず安定することなく、疑問がついて回るかと思うと、やはり、薬にすがるのはもう止めようと決心するものの・・・ひどい咳込みがくれば、そんな決心は直ぐに恐怖心に負けてしまい、手持ち薬に手が伸びて小児科へ通う日々でした。

そんな中、原因不明の高熱が出て微熱が続き、数回の解熱剤の使用と、2種類の抗生物質を三日間飲み、いつもの喘息予防薬も合わせて飲み続けていたところ、メールで相談させていただいた低体温の症状になりました。

お医者さんに相談しても、命に関わらない程度の低体温は見向きも去れず、素人ながらに、太陵の薬を短期間に摂取した副作用ではないかと思いながらも、お医者さんには、全く関係ないと言われ、不安な日々が続いていた時に温穂堂さんのホームページに出会いました。今から思えば、低体温にならなければ、温穂堂さんに出会えなかったので、低体温になってくれて良かったと思えるくらいです(笑)。

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アトピーも、以前は痒がり寝られず泣く娘を見ると、薬は抑えるだけと重々わかっていながらも、その場しのぎに薬を塗る日もありましたが、今は、痒がり多少ひどくなっても「身体から悪いものが出てる出てる、治ってるなぁ」と、好転的に考えられるようになりました。

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最近は、家の周りをマラソンしたり、遠くまで散歩したりと積極的に外で遊び、以前のように、風邪をひかせたら喘息になり、また薬を長期常用するのではと言う不安から、家にこもりがちな日々がなくなり、外で娘が上着を脱ぎたいと言っても、笑顔で「いいよ~。寒くないって強いね」と言えるようになりました。以前は、寒い=風邪=喘息=薬の長期常用の連鎖になっていた私は、恥ずかしながら脱ぎたがる上着すら脱がせてやれない精神状態でした。

身体を治療していただけるだけでなく、娘に薬の副作用を心配することなく、不必要な薬の乱用をせずにすむ安心感は、私の大きな精神の安定に繋がり、更に明るく楽しい生活をすることが出来るようになりました。

重ね重ね本当にありがとうございました』

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-長年の左手親指の腱鞘炎で握力がほとんどなくなってしまった-

スノーボードの全国大会に出るほどのスポーツマンで、冬季になると練習や大会にと忙しい日々を送っています。

しかし、その左手は親指の腱鞘炎を患い、スタート時に握るポールを強く握れず、常に痛みを伴っていました。

当院へは、紹介されての来院です。鍼治療はもちろん初めてで、当初はスポーツ鍼灸と銘打っていない当院で良いのかと不安に思われていたそうです。初回の治療を終え、体全体が楽になり、その上で左手の親指を動かしていただき握れる強さを確認していただきました。初回の治療ですからドーゼをすくな目におこなっていますが、本人が予期していた以上に強く握れるようになっており、しかも痛みがかなり軽減していました。これには本人もびっくりされていたようです。

「このように治療を継続していくことでよくなってきます。そして元の良い状態に戻りますよ」とお話し、初回の治療を終えました。

その後定期的に来院され、そのつど訴えられる症状を含め(頭痛・腰痛・不眠・背部痛・だるさ・胃部不快感および痛み等)治療をしていきました。そのつど訴えられている愁訴(頭痛・腰痛等・・・・)は治療毎に軽快し、楽になっています。こんなことからも信頼していただけたのでしょうか、腱鞘炎を治すために通院してくださいました。

その結果、左手の腱鞘炎はなくなり強く普通に手を握れるようになっています。

現在は、仕事もハードで疲れやすいため、体調管理を含め精神的な安定感をも含めて治療を継続されています。

 

今回の症例のように、現在スポーツ鍼灸という分野の鍼灸があり、鍼灸のよさを高める上でも大きな貢献をしています。しかし、スポーツ鍼灸のみがこのような症例に対応できるのではなく経絡治療をおこなうことによってもおきな効果をあげることができます。

また、昨今スポーツ選手のドーピング問題等、おちおちと風邪薬さえも飲めない状態のようです。このような薬の問題等含め体調管理、故障時の対応も含め、もう一度『経絡治療』を見直していただく時期が来ているのではないかと思います。

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2007年11月4日(日) クロスパルにいがたに於いて、

3回目の学生講習会がおこなわれました。

今回も多くの学生を迎えての熱気あふれる講習会となりました。

実技に入り、休憩時間をゆっくり取ることができず、最後は少し疲れが目立ったようですが、皆さんの熱意の伝わる講習会となりました。

今回は、経絡治療体験の前に脉診・基本刺鍼をおこなって、実際に経絡治療を体験するときに、何をどういう目的でおこなっておるのかを、知ってもらうことも大切ということで、基本的な実技を前にもってきました。

短時間の講習会ですので、経絡治療の本のさわりだけでも身をもって知っていただければと思っております。

そしてこれからの歩みの方向を見出していただければと思います。

講習会スケジュール

1.質問会

2.経絡治療の概要

陰陽五行について他

3.実技

① 脉診(脉状診・比較脉診)

② 基本刺鍼(補・瀉法)

4.経絡治療の体験

実際に問診を行い、臨床に即しておこないました。

5.質問会

受講者アンケートから

・ 学生 1年 10歳代

経絡治療にとても興味を持ち、脉診のことや治療もわかった。もっと細かく治療のことを知りたいと思いました。

風邪の治療方法や、自分はアレルギー性鼻炎を持っているので、知りたいと思いました。

・ 学生 1年 40歳代

気の流れを重視している療法だと言うことが良くわかりました。からだの変化が脉診によって読み取れるということは、すごいと思いました。

・ 学生 2年 20歳代

脉を整えると、正常になる点が良くわかりませんでした。

・ 学生 3年 30歳代

経絡治療の魅力を講習会に参加させていただくたびに感じています。但し、理論も技術も本当に難しいということも実感し、いろいろと迷いもありますが、また講習会に参加させていただき今後も勉強させていただきたいと思います

ありがとうございました。

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『鍼はなぜ効くんでしょうか?』

このところ数回にわたってわかりやすく?書いてきました。が、実際はわかりにくいものだと思います。

そこで、今回は幼児・小児の治療からお話してみることにしましょう。

当院には、毎日のように幼児・小児が治療に来ています。アトピーだったり、喘息だったり、便秘だったり、風邪だったり、中耳炎だったり、副鼻腔炎だったり様々な症状の子供たちが来ています。このホームページの「治療法」の中で触れていますが、小児用に用いているテイシンの写真が載っていますね。絵でしか見ないとどういうものかさっぱりわからないでしょうが、辛抱強くお付き合いください。

まずは、このテイシンからお話していきましょう。

当院で使っているテイシンは、20金の金鍼で、皮膚に刺し入れない鍼なのです。実際には、刺さないどころか、幼児・小児に使う場合には特に、皮膚に接触すらしません。それで効果が現れるのです。この鍼を近ずけることによって、身体が良いほうに変化し、氣の過不足を調整し、症状を取り去るのです。先にあげた症状がありますが、これらの症状が改善され、完治へと導かれるのです。当然、大人と治療法は殆んど変わりません。そこには鍼数(ドーゼ)の差がありますが。

鍼治療のイメージといえば、鍼を刺す。刺すことで身体に刺激を与える。その結果、痛み等が治るという感じです世ね。

ところが、私が実際に幼少児に使っている鍼(テイシン)は、この観念を覆すものです。刺さないのに治っていく。そこにあるものといえば、刺激ではなく、氣の調整による治療というしか考えられないでしょう。

この氣の調整こそが古来からおこなわれてきている治療法(氣を調整する治療法=経絡治療)なのです。

「鍼は痛いもの。お灸は熱いもの」

もうこういう考え方ををやめましょう。このために、せっかくある治す機会が、失われては大変残念です。

幼少児が笑いながら、ニコニコしながら、お話しながら受けられる治療なのです。

氣の調整をおこなう経絡治療に、少し期待してみませんか。

『百聞は一見にしかずです』 一度経絡治療鍼専門の治療院へ行ってみてください。そこにはあなたの求めているものがありますよ。

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食養生について

08th 4月 2006

よく具合が悪いときや、風邪を引いたときなど、「栄養をつけないと元気になれないよ。とか、体が疲れぐったりしているにもかかわらず、もっと食べないと元気になれないよ」と言われ、肉等を一生懸命食べることが当たり前になっている昨今です。いつからこんな風になったのでしょうか。

私が幼かった頃には、あまり聞かなかったような気がします。元気な体を作るには、確かにしっかり食べることは大切ですが、果たしてからだが疲労し、まさに今、病と闘っている体にとって、しっかりと食べることはどうなのでしょうか。少し考えてみましょう。

その前に、ひとつ考えてみたいことがあります。

最近、粗食について話題となり、食べ過ぎの現代人に注意を喚起しています。私も粗食を勧めている一人ではあります。以前、ラジオを聞いていましたら、次のような話がありました。結構前のことでしたので正確には記憶していませんが、趣旨は次のようなことだったと思います。

最近話題の粗食に対して、少し批判的な立場からの発言です。

「ここまで平均寿命が延び、世界に冠たる長寿国となったのは、現代の栄養学の貢献が大きいと言えます。今、言われているような粗食では、ここまでの成果は出なかったのではないでしょうか」と言われました。

確かにこの点では貢献大とはいえます。戦前までの平均寿命はここまでではありません。しかし、食べすぎ、動物性のタンパク質の取り過ぎ等で半病人と言われる人たちが増えています。多くの場合、このような栄養過多の人たちが増え、高血圧・糖尿病・心臓病・脳梗塞・膠原病等多くの病気を生んでいると言えます。更に、アレルギーもタンパク質の摂取過多の結果、発症が増えているとの見解もあります。

栄養学によって寿命の飛躍的な延びが持たされましたが、その反面多くの弊害も生んできたのではと思わされます。それは、多くの方が病院を訪れ、多くの薬を服用している現状を見るときにそう思えてなりません。

今だからこそ、粗食が大切なのではと思えてなりません(私の勝手な思いですが)

さて、前置きが長くなりましたが本題に戻ることにしましょう。

わかりやすく事例を挙げてお話しましょう。

1.仕事が忙しく、眠っても疲労がぬけない場合

多くの場合、体の疲れを栄養を一生懸命取り入れれば、疲労回復し元気になれると信じています。食べれば元気になれる。特に、肉等しっかり取ればもう大丈夫。と言う常識があります。

しかし、果たしてそうなのでしょうか。

体が疲れきっているということは、体の基本となる内蔵諸機関も当然その機能を低下させています。体が疲れているのに内臓だけが元気とはなりません。疲れがピークとなれば、それに伴って食欲は落ちているはずです。

食欲を落として、体は自己防衛をしているのです。疲れている胃・腸に食べることによって更に負担をかけ、回復を遅らせているのです。

2.風邪を引いて、熱が出、体がだるい状態

体は風邪を治そうと熱を出し、ウイルス等と戦っています。つまり、ウイルス等と戦うために熱を上げるのです。

この状態で食事をしっかりと取ると、血液の多くが消化管に廻され、せっかく戦って必要とされている血液が不足してしまう事態に陥ります。その結果、戦いに負け、風邪の状態が長引いてしまいます。

これは極端な話ですが、できるだけ少食にし、余力を残しておく必要があるといえるでしょう。

このように、単に食べればいいというものではなく、そのときの体の状態によって、つまり体に聞きながら食べる必要があるといえるでしょう。

「腹八分に病なし」常人でこの数値です。具合の悪いときは「腹六分」ぐらいの必要があるでしょう。

ここまでは、私の体験したことと、学んだことから書かせていただきました。

次回から、江戸時代の貝原益軒「養生訓」から何回か学んでみたいと思います。

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20歳代前半の女性

7月の上旬に風邪のような症状が始まり、内科に通いはじめたところ、頚リンパ節と腋窩リンパ節が腫れていることを指摘される。「風邪のウイルスでも入ったのでしょう」と言われ投薬を受けていました。しかし、2週間ほどたっても高熱は引かず、決まって午後9時頃になると39.5℃前後の高熱となってしまいます。その都度解熱剤を服用し、少し熱は下がりますがなかなか熱がぬけきれず、また翌日の夜になると高熱になってしまいます。そのため、仕事にも行けず7月の下旬に当院を紹介され、来院されました。

問診をしたのち、左頚リンパ節・右腋窩リンパ節の腫脹を確認しました。

左頚リンパ節は、かなり大きく腫脹しています。また、連日高熱になるため解熱剤を服用しているとのこと。

「熱が出てつらいから解熱剤を飲むのでしょうが、これだけ毎日のように飲んでいるのに治らないでしょ。かえって解熱剤を飲み続けることで、熱を体の中に押さえ込んでしまい、治らなくしています。ですから、出来るだけ飲まないで我慢してください。鍼で熱が出ないようにしますから」
と説明しつつ、1回目の治療を終えました。

「少し体が楽になったようです。熱は今は無いようです。有難うございました」とお礼を言われました。

「今日ははじめての治療ですから、また時間がたつと元の状態に戻ってきますが、続けて行くと治りますから心配しないでください。出来るだけ薬を飲まないように、そして腹七分程度に食事量をひかえてくださ
い。そうしていくと、自分の力で治していく力がでてきますよ」

二日後に来院。

「まだ夜9時頃になると39℃を超える熱が出ます。つらいので解熱剤を飲んでしまいました」

「判りました。つらい時は飲んでください。もう少しの辛抱です。体が元の良い状態に戻るにはもう少しかかりますから」

4回ほど治療を継続、8月の上旬には熱は全く出なくなりました。

その後、冷え性なので8月いっぱい継続治療を行い、治療を終えました。

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