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慢性扁桃炎の症例から
21st 3月 2013
-慢性扁桃炎の症例から (40歳代の女性)-
子供の頃から扁桃腺が腫れやすい状態が続 いていたという。
成人してからもその状態は続き、薬の服用は欠かせない状態であったという。
からだの疲れや風邪をひいたときなどは悪化し、体調を崩しやすかったようだ。
そんな状態が続いていたが、次第に扁桃腺の腫れが引かず、薬を服用していても改善出来なくなってきたとのこと。
常に喉の奥の方に腫れを感じ、紫黒色に変わって膿を持っている状態が常になってしまった。
何とか治したい。薬をきりたいと来院されました。
「薬を飲んではいるんですが、良くなりません。子供の頃からのことなので治りますか。出来れば薬を止めたいと思っていますので」との訴えでした。
「すぐに治りますとはいえませんが、治療を続けていくと変わってきます。はじめは実感できないと思いますが続けていくうちに必ず軽くなってきますから」と答えました。
「当初はからだを変えていくのに週2回の治療が必要です。その後状態を診ながら治療間隔を開けていきます」と説明し、初回の治療を終えました。
ベットから起き上がるとからだ全体が軽くなり、肩や首が楽になったと感じられたようです。
週2回の治療開始から、次第に体調も回復して行き、治療開始から2ヶ月たつ頃には週1回の治療ペースに変わっていました。
その間、普段から感じていた肩こり、頭痛や疲れやすさ等をあまり感じなくなっていきました。
治療開始から半年ほどたった頃には喉の違和感を感じなくなり、当初あった紫黒色に変わっていた扁桃腺は、通常の状態へと変わっていました。
その後、健康管理も含めて1年ほど通院され、現在は体調不良になられたときにのみ来院されるまで変わっておられます。
最近では、手に皮膚炎が出来たといわれて週1回にペースで2ヶ月ほど通われ完治しています。
このように長年悩まされ、薬の服用でもなかなか効果が現れないケースでも継続治療をしていくことで、免疫力を引き上げ治癒へとからだを導いていくことが可能になります。
慢性疾患を持っていてあきらめておられる方は多いと思いますが、このようなケースもあることを知っていただけたら長いトンネルの先に僅かでも光明を見出せるのではないかと思います。
治療法(経絡治療・小児はり)
08th 1月 2009
治療法に関して
一般的にはり・きゅうと言いますと、太い鍼を深く刺し、しかも刺したままになっている状態を想い浮かべるでしょう。
そして鍼は痛いものと思われています。これがはり・きゅうに対するイメージでしょう。
温穂堂ではこのイメージは不要です。
全く異なり、一本ずつ丁寧に刺鍼し、やさしい・気持ち良い治療(経絡治療)を行っています。
経絡治療は『気』を調整する治療法ですから、『気』の存在する皮下2~3mmへの浅い刺鍼で十分効果があります。
しかも刺鍼時に痛みを与えますと『気』の調整ができません。
ですから安心して治療を受けていただけます。 小児はりは大人に使う鍼とは違います
当院では鍼(ていしん)、円鍼、ひら鍼を使い『気』を調整する経絡治療を行っています
いずれも皮膚に近づける程度か軽く接触する程度の治療ですから、全く痛みを与えることはありません。
経絡治療
自然治癒力を高めていくものです。
脉診により気・血の変動を知り、変動している経絡を補瀉調整し治癒へと導いていく「経絡治療」によって治療いたします。
経絡とは体をめぐる12経脉(肝・心・脾・肺・腎・心包・胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)と、各経脉間をつなぐ絡脉とを総称したものです。
東洋医学では、この経絡を流れる気・血の停滞やひずみによって病が引き起こされると考えます。
そのため変動経絡を問診・脉診・腹診によってみきわめ、気の減退しているところは補い、ありあまって正気を阻害している所は瀉し、 各経絡のストレスをとることによって自然治癒力を高め、生命力を強化して病を癒していきます。
この治療法を『経絡治療』と呼びます。
このことから経絡治療は全身を調整する全身治療法ともいわれ、バランスのとれた各経絡は自然治癒力・生命力を高めていきます。
ですからよく具合が悪いのに「どこも悪くない」といわれる方、アレルギーで悩まれている方、 内臓疾患等慢性病で苦しんでおられる方々に対しても経絡治療を継続していくことによって治癒へと導きます。
「問診」具体的に病状を聞き、主たる変動経絡をみきわめる。
「脉診」手関節の動脉拍動部に指を当てることにより各経絡の変動を知り、主たる変動経絡をみきわめる。
「腹診」腹部を触診することによって変動している経絡をみきわめる。
小児はり
こどもは成人ではありません。 急速に発育する過程にあります。
まだ大脳の発育も未熟ですし、体内の諸器官にも発育のムラがあります。
そのため諸系統のバランスがくずれやすいのです。
小児によくみられる症状として次のようなものがあります。 かん虫・夜泣き・おねしょ・おちつきがない・いらいらしている・青筋をたてる・キィキィ声をあげる・下痢・便秘・乳はき ・消化不良・扁桃炎・かぜ・ぜんそく・じんましん・湿疹・脱腸・その他。
また最近は学童期によくみられる症状として、運動不足によっておこる骨の発育不良や成長過程の脊椎の変化によって生ずる 諸器官への影響(食欲不振・めまい・はきけ等)勉強づかれに原因するとみられる頭重・頭痛・またたきチックなどがあります。
小児はりは、軽く皮膚をマサツしたり、鍼を軽く皮膚に接触したり、掻いたりする方法ですから、痛いという感覚を与えません。
お子様も怖がらずに気持ちよく安心して治療が受けられます。
小児はりの治療効果は、症状によって反射的と見られる程の速効性があるものもありますので、 迷わずお気軽に当院にご相談下さい。 小児用に使用している鍼
小児用に使用している鍼です。皮膚に軽く接触させる程度ですから、全く痛みはありません。当院では、0歳児~小学校1年生くらいまで使用します。