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中耳炎から難聴に -難聴から回復へ- (40歳代の女性)
09th 3月 2008
ある日突然聞こえが悪くなり、耳鼻咽喉科へ診察を受けにいってみると中耳炎の影響で難聴になったといわれました。本人には、中耳炎の自覚もなく、いつそのような状態になったのかまったくわからないということでした。
数回診察を受けましたが、全く変化がなく、以前当院で受けた鍼を思い出し治せるかもしれないと当院を訪れました。前回治療を受けていた方とは全く別人でした。非常に強い不安を持ち、もしかしたらこのまま聞こえなくなってしまうのではと不安定な状態でした。
そのような状況下で初回の治療を行いました。少し時間が経過していますので1回の治療ですぐに劇的な効果はありませんが、継続していくことで変わっていくことを今回も説明し、二日後に来院をお願いし治療をおえました。やはり表情は曇った状態でした。
二日後に来院されましたが、初回の人とは全く変わった様子で少し笑顔が見えるようでした。問診してみますと、少し全体に軽くなり耳の感じが変わり聞こえがよくなったといわれました。暗いところから僅かではありますが灯りが見えてきたのでしょう。その後治療をしていくたびに難聴が回復していく感じを実感されていきました。
今回の症例は、病症が発症して日が浅かったことが回復への大きな要因だったと思います。治療回数は5回程でしたが、同時期に同じく中耳炎から難聴になられた患者さんが見えられましたが、発症からの期間が開いていたためか、この症例よりも回復に少し時間がかかっていますが回復されています。
また、小児の中耳炎(浸出性)の症例などでも同じようなことがいえるようです。中耳炎ですぐに鍼灸院の門をたたくことには抵抗があると思いますが、鍼による経絡調整によっても治癒へと導いていくことができます。なかなか鍼灸でこのようなことができるとは思えないでしょうが、このような方法もあることを知っていただければ感謝です。
私の治療室から(その5)「続鍼はなぜ効くの?」
08th 3月 2007
『鍼はなぜ効くんでしょうか?』
このところ数回にわたってわかりやすく?書いてきました。が、実際はわかりにくいものだと思います。
そこで、今回は幼児・小児の治療からお話してみることにしましょう。
当院には、毎日のように幼児・小児が治療に来ています。アトピーだったり、喘息だったり、便秘だったり、風邪だったり、中耳炎だったり、副鼻腔炎だったり様々な症状の子供たちが来ています。このホームページの「治療法」の中で触れていますが、小児用に用いているテイシンの写真が載っていますね。絵でしか見ないとどういうものかさっぱりわからないでしょうが、辛抱強くお付き合いください。
まずは、このテイシンからお話していきましょう。
当院で使っているテイシンは、20金の金鍼で、皮膚に刺し入れない鍼なのです。実際には、刺さないどころか、幼児・小児に使う場合には特に、皮膚に接触すらしません。それで効果が現れるのです。この鍼を近ずけることによって、身体が良いほうに変化し、氣の過不足を調整し、症状を取り去るのです。先にあげた症状がありますが、これらの症状が改善され、完治へと導かれるのです。当然、大人と治療法は殆んど変わりません。そこには鍼数(ドーゼ)の差がありますが。
鍼治療のイメージといえば、鍼を刺す。刺すことで身体に刺激を与える。その結果、痛み等が治るという感じです世ね。
ところが、私が実際に幼少児に使っている鍼(テイシン)は、この観念を覆すものです。刺さないのに治っていく。そこにあるものといえば、刺激ではなく、氣の調整による治療というしか考えられないでしょう。
この氣の調整こそが古来からおこなわれてきている治療法(氣を調整する治療法=経絡治療)なのです。
「鍼は痛いもの。お灸は熱いもの」
もうこういう考え方ををやめましょう。このために、せっかくある治す機会が、失われては大変残念です。
幼少児が笑いながら、ニコニコしながら、お話しながら受けられる治療なのです。
氣の調整をおこなう経絡治療に、少し期待してみませんか。
『百聞は一見にしかずです』 一度経絡治療鍼専門の治療院へ行ってみてください。そこにはあなたの求めているものがありますよ。