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2007年3月18日(日) クロスパルにいがたにて、 昨年に引き続き2回目の学生講習会を開催いたしました。
国家試験後の講習会となり、学生の皆さんにPRする時間が足り無かったため十分に告知できずご迷惑をおかけいたしました。次回はもう少し余裕を持って告知していきますので、今回参加できなかった学生の方々も、奮ってご参加ください。

今回の講習会も、まず経絡治療というものを体験していただくことを第1におこないました。体験することで、経絡治療のよさを少しでも知っていただいき、 この治療法に取り組んでいただければと思います。また、多数の方が次回の講習会に参加したいとの声がありました。

そして、経絡治療の大切な基本である脉診・基本刺鍼のさわり部分を学んでいただきました。

講習会スケジュール

午後1時00分~4時40分

1. 質問会
経絡治療に対する質問をいただき、それに答えながら講習会の中で実際に体験していただきました。

2. 実技1 脉診
脉状診・比較脉診の基本的なやり方を指導しています。

3. 実技2 基本刺鍼
経絡治療のおいて大切な刺鍼の仕方、補法・瀉法について指導しています。

4. 経絡治療体験コーナー
実際に望・聞・問・切診の四診法を駆使し、治療体験をしていただきました。時間をたっぷりとり、受講生の質問に答えながらおこないました。

5. 質問会
実技を終えて最後にもう一度質問の時間を設けました。

「受講者アンケートから」

・学生1年生(2回目)
脉診の感覚をつかむのが難しかった。毎日自分の脉を診たいと思います。

・学生2年生(3回目)
いつも丁寧にご指導いただきありがとうございます。
学校で習っている技術よりも、やはり、かなり難しいので、習得がかなり難しそうですが、また、次回も是非参加させていただき勉強させていただきます。

・学生2年生(3回目)
身体がすっきりしました。脉診ではっきり状態の差がわかったのが今回が初めてでした。嬉しかったです。

・学生3年生(1回目)
学校の実技で脉診は経験しましたが、このように奥深いところまで習いませんでした。実際に治療を受け身体が楽になったことに驚きました。丁寧にご指導いただきありがとうございました。

・学生3年生(3回目)
毎回熱心に指導していただき感謝しております。学生生活(授業)以外にたくさんのことが学べました。
自分がどういった治療を勉強したいかほぼ固まりました
今後も講習会などに参加してみたいです。

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数年前にも脱毛症で苦しんでおられたのことでしたが、病院で治療して大分改善したとのことでした。しかし、今回は病院での治療の甲斐なく変化が現れず、思い切って鍼治療をしてみようと来院されました。

診察しますと、頭皮の約4分の1ほどに髪の毛が無くかなりの状態でした。本人は日ごろウイック(かつら)を使用しています。問診しながら手足を触ってみますと冷えてかなり湿っています。肩は硬く盛り上がった状態です。

「時間はかかりますが、少しずつ戻ってきます。しばらく辛抱してください。他の症状もあわせてよくなってきます身体が元気であることが大切ですから、食べ過ぎず少しずつ動きましょう」

仕事の都合上1週間に1度のペースでの治療となりました。来院のたびに、肩こりや胃腸の具合の悪さを訴えられていましたが、次第に胃腸の状態も改善され元気になっていかれました。このようにその都度訴えられる症状をとりながら、全身調整を行い続けていきました。3ヶ月目に入った頃から少しずつ変化が現れ、本人もその変化がわかってきたようです。この頃から少し明るくなられたようでした。

このように治療を継続していき(仕事の忙しい時期には少し間隔が空くことはありましたが)次第に髪の毛の量は多くなっていき、頭皮の空間がかなり狭くなっていきました。この頃から、もっと早く改善したいとの本人の気持ちもあり、病院との併用となり、薬の服用をするようになりました。半年ほどたって、見た目にはわからないほどになり、体調も合わせて、大分改善されたようです。

よく100円玉くらいの神経性の脱毛は治療する機会はありますが、今回のように広範囲の脱毛はなかなかお目にかかる機会はありませんでした。でも、治療を辛抱強く継続していくことで、体質の改善とその結果として回復していくことを実証できました。人間の回復力の強さにあらためて驚かされています。

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『鍼はなぜ効くんでしょうか?』

このところ数回にわたってわかりやすく?書いてきました。が、実際はわかりにくいものだと思います。

そこで、今回は幼児・小児の治療からお話してみることにしましょう。

当院には、毎日のように幼児・小児が治療に来ています。アトピーだったり、喘息だったり、便秘だったり、風邪だったり、中耳炎だったり、副鼻腔炎だったり様々な症状の子供たちが来ています。このホームページの「治療法」の中で触れていますが、小児用に用いているテイシンの写真が載っていますね。絵でしか見ないとどういうものかさっぱりわからないでしょうが、辛抱強くお付き合いください。

まずは、このテイシンからお話していきましょう。

当院で使っているテイシンは、20金の金鍼で、皮膚に刺し入れない鍼なのです。実際には、刺さないどころか、幼児・小児に使う場合には特に、皮膚に接触すらしません。それで効果が現れるのです。この鍼を近ずけることによって、身体が良いほうに変化し、氣の過不足を調整し、症状を取り去るのです。先にあげた症状がありますが、これらの症状が改善され、完治へと導かれるのです。当然、大人と治療法は殆んど変わりません。そこには鍼数(ドーゼ)の差がありますが。

鍼治療のイメージといえば、鍼を刺す。刺すことで身体に刺激を与える。その結果、痛み等が治るという感じです世ね。

ところが、私が実際に幼少児に使っている鍼(テイシン)は、この観念を覆すものです。刺さないのに治っていく。そこにあるものといえば、刺激ではなく、氣の調整による治療というしか考えられないでしょう。

この氣の調整こそが古来からおこなわれてきている治療法(氣を調整する治療法=経絡治療)なのです。

「鍼は痛いもの。お灸は熱いもの」

もうこういう考え方ををやめましょう。このために、せっかくある治す機会が、失われては大変残念です。

幼少児が笑いながら、ニコニコしながら、お話しながら受けられる治療なのです。

氣の調整をおこなう経絡治療に、少し期待してみませんか。

『百聞は一見にしかずです』 一度経絡治療鍼専門の治療院へ行ってみてください。そこにはあなたの求めているものがありますよ。

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