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帯状疱疹 (70歳代の女性)
09th 5月 2008
左前頭部に帯状疱疹のできた女性です。
当院へ来られる半月ほど前に発症しました。皮膚科へ通院し、投薬を受けていました。しかし、日に日に痛みは増すばかりで、しまいには病院内で激痛のため倒れこむことまであったそうです。このまま続けていても回復の見通しがつかないため、紹介されて来院されました。
初診時は激痛が続いていて、疱疹部は皮膚全体がかぶれ黒ずんでいました。疱疹はすでにつぶれていてかさぷたを形成していました。また、痛みのため食欲もなく眠れない日々が続いていました。そのため腹部はカンゲし力のない状態です。
「回復力を増しながら治療していきます。そうすると痛みもなくなり、かぶれて変色している部分もなくなります。疱疹部も痕が消えてしまいますよ」と説明して初回の治療を始めました。治療を終えるとからだ全体に艶と張りが出てからだが楽に感じられるようになったそうです。
1日置いて来院していただき、様子をお聞きしたところ強い痛みは消え、久しぶりにゆっくり眠れたと喜んでおられました。何日も苦しんでいた痛みが一回の治療で楽になったことに大変驚いておられました。
その後、週2回のペースで来院いただき治療を継続していただきました。帯状疱疹による激痛はなくなりましたが、神経痛のようなツンとした痛みが少し残りましたが、継続していくことでその痛みも殆んど気にならなくなっていきました。更に、かぶれて黒ずんでいた皮膚の色が次第にうすくなっていき、殆んどわからなくなっていきました。つぶれてかさぷたになっていた疱疹の痕も次第になくなっていきました。
少しひりひりする感じは残っていましたが、日常生活には全く支障のない状態にまで回復されています。
現在は、体調管理のため2週に1回の割合で来院いただいています。
鍼治療には一見不向きなような症状でも、治癒力を回復させていくことで痛みが消え、皮膚が元に戻り以前のような生活に戻れます。この治療を通してまた、生命力のすばらしさを体験させていただきました。鍼はちょっとと敬遠される方も多いとは思いますが、困っておられる方のお手伝いが少しでもできればと思っております。
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