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リンパ節の腫脹による高熱
09th 9月 2005
20歳代前半の女性
7月の上旬に風邪のような症状が始まり、内科に通いはじめたところ、頚リンパ節と腋窩リンパ節が腫れていることを指摘される。「風邪のウイルスでも入ったのでしょう」と言われ投薬を受けていました。しかし、2週間ほどたっても高熱は引かず、決まって午後9時頃になると39.5℃前後の高熱となってしまいます。その都度解熱剤を服用し、少し熱は下がりますがなかなか熱がぬけきれず、また翌日の夜になると高熱になってしまいます。そのため、仕事にも行けず7月の下旬に当院を紹介され、来院されました。
問診をしたのち、左頚リンパ節・右腋窩リンパ節の腫脹を確認しました。
左頚リンパ節は、かなり大きく腫脹しています。また、連日高熱になるため解熱剤を服用しているとのこと。
「熱が出てつらいから解熱剤を飲むのでしょうが、これだけ毎日のように飲んでいるのに治らないでしょ。かえって解熱剤を飲み続けることで、熱を体の中に押さえ込んでしまい、治らなくしています。ですから、出来るだけ飲まないで我慢してください。鍼で熱が出ないようにしますから」
と説明しつつ、1回目の治療を終えました。
「少し体が楽になったようです。熱は今は無いようです。有難うございました」とお礼を言われました。
「今日ははじめての治療ですから、また時間がたつと元の状態に戻ってきますが、続けて行くと治りますから心配しないでください。出来るだけ薬を飲まないように、そして腹七分程度に食事量をひかえてくださ
い。そうしていくと、自分の力で治していく力がでてきますよ」
二日後に来院。
「まだ夜9時頃になると39℃を超える熱が出ます。つらいので解熱剤を飲んでしまいました」
「判りました。つらい時は飲んでください。もう少しの辛抱です。体が元の良い状態に戻るにはもう少しかかりますから」
4回ほど治療を継続、8月の上旬には熱は全く出なくなりました。
その後、冷え性なので8月いっぱい継続治療を行い、治療を終えました。
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