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連日、患者さんの訴えられる症状を何とか和らげよう、具合の悪い状態を少しでも良い方向に向けていきたいと苦戦・善戦の日々を送っております。そんな中で、脉を診たり鍼をしたりしていますと、多くの疑問や質問を受けることがあります。

今回は、その中から『鍼はなぜ効くんですか?』との素朴な質問が心に残っていますのでそのことからお話していきたいと思います。

よく痛いところに手を当てる(手当て)ことで、少し痛みが和らぐように思うことがあります。これはその部に手を当てるということで、軽く圧迫する、手の温もりで冷えているところに温かみを与える等、その傷む部分を軽く刺激することで痛みが引いていきます。

このように考えますと、鍼も同じことのように思えますね。実際、このような考え方で鍼灸を行っている方々が圧倒的に多いことも事実のようです。生理学の詳しいことを明記できるほど優秀ではない私としては、皆さんの感覚的な面にすがりながら記載することになりますが。

つまり、痛むところに鍼をする、灸をすえると言うことは、なんとなくわかるような気がしますね。

「鍼をすると血行がよくなって痛みが引くんですね」なんかはよくお聞きすることです。

でも経絡治療の立場からは、違うのです。確かに反射作用としての効果は認めないわけにはいかないでしょうが、『氣』はこれをはるかに凌駕する力があると言ったほうがいいでしょう。

私には、気功師のような強い氣を持っているわけではありませんが、鍼という用具を通して生体と

『氣』の交流を行いながら、病態を治癒へと導いていくのです。

誰しもが『氣』を持っており、生体から『氣』を出しているのです。目には見えませんので厄介ですがある方法によってこの『氣』を感じ取ることは可能です。

こんなことを書いてしまうと「なんだか危ない人」と思われてしまいかねませんね。でも、鍼灸の始まりからこの『氣』と言う概念が大切にされてきたのです。

前置きが長くなってしまいました。この続きは次回にさせていただきます。

ポイント

「バランスの取れた身体は、免疫力を高め、病体を治癒へと導きます」

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