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『卵胞期』とは

月経周期を卵巣の変化を中心に分類すると、卵胞期(月経第1日から約14日間)と黄体期(排卵後)となります。卵胞期にはまず原始卵胞の一部はおそらくエストロゲン作用により自動的に発育を開始します。ついでFSH依存的に卵胞が発育、やがて卵胞腔を形成。第8~9週目頃からは最も早く発育した主席細胞のみが急速に発育します。その後LH作用で排卵に至ります。

この症例は、卵胞期における卵胞の発育が不良のため排卵に至らず妊娠できないというものです。つまり、自力では卵胞を発育させていくことができず、投薬、その後投薬と注射とを併用して治療しておられました。

当初は、投薬は少量から始まりましたが、発育に変化は生ぜず、徐々に投薬量を増やしていったそうです。しかし、投薬のみでは効果はなく、次に注射による治療もあわせておこなわれるようになりました。このような治療をしばらく継続していましたが、卵胞の発育、妊娠とはなりませんでした。

そんな中、当院へ来られました。「卵胞が大きくならずに妊娠できません。二人目の子供がほしいのです。鍼治療で何とかなりますか」と涙ながらに訴えられました。

「以前にも排卵できず妊娠できない人が妊娠されました。排卵できない事情は少し異なりますが、精一杯やってみましょう。時間がかかると思いますが辛抱強く通ってください。少しずつからだが変わってくるのがわかりますから」

「仕事をしているため土曜日のみの治療とさせてください」ということで、週1回の治療を開始しました。

治療開始後4ヶ月ほどたってもなかなか妊娠には至りませんでしたが、からだの調子はいい状態が続くようになっていました。そんな中、「薬を併用しているとどうしてもからだが冷えやすく、妊娠するために必要ないい状態の体にしていくことが少し難しいため、しばらく投薬を休んで鍼治療に専念していただけますか」と思い切って話してみました。少し涙ぐまれながらも「そうしてみたいと思います」といってくださいました。

その後、治療開始5ヵ月後に無事妊娠されました。当初冷えていたからだは温かく変わり、妊娠にふさわしいからだへと変わっていました。

妊娠後しばらくすると、つわりが始まり、その治療もかねて継続治療をしています。現在はつわりも終わり安産のための安産灸を継続しています。胎児も順調に成育し、数ヶ月前の様子とは異なり、笑顔一杯の治療となっています。

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