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小学校の低学年の頃から鼻炎気味で、耳鼻科に通っていたそうです。春には学校で検診がありますので、毎年のように鼻炎を指摘され、耳鼻科に行って診察を受け、治療をするよう指示書を受け取っていたそうです。ですから、毎年のように春先には治療を受けていました。しかし、なかなか良くならずそのうちに通院をすることが続けられなくなっていきました。次第に、鼻炎から1年中鼻が詰まるようになり、鼻で呼吸が出来ないほどになって行きました。診断も鼻炎から副鼻腔炎に変わり、常に鼻の奥のほうに鼻水が溜まっているように感じられ、鼻が重く感じられるようになっていったそうです。

そんな中、紹介されて来院しました。ベッドに横になってもらい口を閉めて呼吸をしてもらったところ、鼻のみで呼吸することがかなりきつく、顔の近くに私の耳を近ずけても呼吸音が殆んど聞こえない状態でした。

「時々眉毛の上辺りが痛くなることがあります」「おそらく副鼻腔炎の関連でその部に重い感じの痛みが出てくるんでしょう。慢性的になっていますので時間がかかりますが、鼻が通るようになりますから辛抱強く通ってください。当初は週2回から始めて、様子を見ながら週1回の治療となります」

手足は冷えて少し湿っている感じです。また、皮膚全体も湿りがちのようです。この皮膚の状態が変わっていくことがひとつの目安にはなります。所定の治療を終え、少しからだのことについて説明を加え、初回の治療を終えました。その後、辛抱強く母子共に治療に通ってくださいました。そんな中で、少しずつ変化が現れてきました

少しずつ鼻での呼吸が出来るようになってきました。注意深く鼻での呼吸音を聞いていますと、詰まっている中で、鼻から空気が出入りしている音が聞こえ出しました。日によってこの音の大きさは違っていますが、確実に鼻で呼吸が出来つつあります。また、眉毛の上辺りの重い痛みも時折出てきますが、治療をしますと楽になり痛みを感じなくなってきました。

治療を始めてから半年以上たった頃から今度は鼻血が出るようになってきました。これは副鼻腔炎が治っていく上で大事な症状なのです。副鼻腔内の炎症が取れてくるためのしるしなのです。このことを説明しつつ、「もう少しの辛抱ですから通院頑張りましょう」

その後、眉毛の上の痛みは全く感じなくなり、口を閉めて鼻のみで呼吸が出来るようになりました。初めは全く鼻呼吸が出来ませんでしたが、鼻の奥の違和感・眉間の痛み等が消えて後、普通に呼吸が出来るようになりました。

ここまで、1年を超える期間がかかってしまいました。もっと短期間で結果を出さなくてはいけないのでしょうが、慢性的な副鼻腔炎はどうしても時間がかかってしまいます。もっと早く治癒させるためにも私自身の努力は当然のごとく必要ですね。ただ、この症例を通して辛抱強く治療を継続する必要性を少し感じていただければ幸いです。

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