最近の投稿

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ

今年の2月に、妊娠中の障害から自然分娩した治療例を書きましたが、この患者さんの出産後に腹部手術した例から、気の守りによる手術の成功を他の例も交えながら書いてみたいと思います。但し、これはあくまでも私(鍼師サイドから見たものですが。

自然分娩を無事済ませ、半年ほどたってから検査を繰り返し、最終的に卵巣の炎症から腹部に水がたまり、その量が1リットルにも達していたそうです。医師曰く「良くこれで自然分娩できたな。よく破れなかったものだ」薄い膜のようなものの中に青黒くにごり、どっろとした液体があったそうです。

出産後も腹部内の水の状態は変わらず、検査結果から手術をして水を抜いたほうがいいとの結論が出たそうです。そのため、手術前に治療を受けたいと3回ほど来院されました。

「氣の守りが強くなりましたから、手術を受けても出血量は少なく抑えられ、術後の快復も早くなりますよ」と言って3回の治療を終え、手術の日を迎えました。1週間後退院し、当院に来られました。

「とっても出血が少なくてびっくりしました。担当してくださった先生が、上司の先生に褒められていたんです。こんなに出血が少なくて良い手術だったと。本当に先生の言うとおりでした。ありがとうございました」

このように、経絡治療により氣の調整をしっかりと行うことで免疫力を高いところで保持し、各部の守りが強められ、その結果手術時の出血が抑えられているのです。このような結果は、今回の症例だけではありません。子宮筋腫、帝王切開でも経験しています。そして、共に術後の快復がよいのです。

子宮筋腫では、鍼治療で筋腫を小さく抑えますが、ケースによっては手術を勧める場合もあります。また、逆子で来られて大半は逆子を治し、自然分娩へと導いていますが、ケースによっては難しい場合もあります。特に、出産予定日が近く硬く小さなお腹の方などは難しくなります。ただ、いずれの場合も次のようなお話をさせてもらっています。「これまでの治療は決して無駄ではないですよ。治療をすることで氣の守りが強まられ、手術時の出血が抑えられ、その結果術後が大変楽になります。安心してください」と。

経絡治療による効果の一面です。

TAGS:

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment