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-脊柱管狭窄症のため5分も歩けず、整形外科で手術を予定されていました-

10年近く前から腰に違和感を感じておられましたが、2・3年前からだんだんと歩いていると腰と足に痛みを覚えるようになりました。次第に歩行時間が短くなり、5分も歩けないようになってしまいました。

整形外科を受診しておられましたが、手術の必要性を感じ、整形外科で有名な病院を紹介していただいて受診されたそうです。その結果、本年の年明け早々に手術を受けられるように手術日を決めたそうです。

その後、その方のご家族が当院に治療に来られておられるため、「一度治療を受けてみてはどうか」と言われ来院されました。

初診は、昨年の11月頃でした。初診時は、腰部のみが凍りの上をつるっとすべるような肌触りで、その他は皮膚にざらつきが見受けられました。「いかにも腰がわりいなあ~」という印象が強かったです。

所定の治療を終え、水分の取りすぎ、冷たいもの等からだを冷やすものの飲食を慎むようお願いをし、初診の治療を終えました。また、からだの様子から週2回の治療を要することをお話し、定期的な治療の必要性をお伝えしました。

週2回の治療を継続していくと、次第に腰と足の痛みが楽になり、治療開始から一月ほどたった頃、「手術をしなくとも治るかもしれないと」感じられ、予定していた手術をキャンセルされました。その後鍼治療のみに専念されました。

治療継続の結果、3ヶ月ほどしてくると当初5分程度であった歩行時間は30分にまで延びていました。腰部の皮膚の感じも大きく変わり、背中全体が同じような艶のある状態へと変化していました。半年ほど過ぎた頃には、日常生活に殆んど支障にない状態になっておられます。

現在も体調管理の目的で来院されておられます。

このようなからだの内部、脊柱内の変化による疾患でも鍼治療によって回復させていくことができるのです。これは、鍼をすることによって人間が本持っている免疫力・自然治癒力を本来の姿に戻していくことの結果なのです。鍼をするということは、その回復力の手助けをするに過ぎませんが、このことが非常に大切なのです。人間の持っている治癒力は、このような疾患でも治していけるパワーを持っています。しかし、一端バランスを崩して発症した疾患はご自分の力だけでは治せなくなっています。そのときにこそ、鍼治療の手助けを体験していただければ幸いです。

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