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不妊症の症例を今回と次回(7月中旬頃)に分けて載せたいと思います。

医学的に不妊症と言うには一定の基準があると思いますが、ここではなかなか子供に恵まれない方も含めて載せたいと思います。

今回は、自然な妊娠が難しく体外受精を受けられた方を、次回は流産の経験をし、なかなか妊娠出来ない方の治療例を載せたいと思います。

1.卵管采がうまく機能しない30歳代前半の女性

産婦人科で体外受精をするので、鍼治療も併せてやって何とか妊娠したいと紹介されてきました。

問診しますと、子宮が変形していて妊娠しにくいと医師に進められ手術、その後卵管采の変形も発見され体外受精を選択したとのことでした。

「わかりました。出来るだけのことをやりましょう。鍼治療を継続してください。そうすると、体が変わってきて妊娠を助けることが出来ますよ。また、体外受精に向けての医師の治療・受精卵を体内に戻してからの治療は、結構苦しいですからその緩和にも役立ちます。一緒に頑張りましょう」と励ましつつ、治療を開始しました。

当初、週3回の治療から始めました。

卵子を取る前や受精卵を体内に戻す際等、注射や薬等によってお腹が張り、苦しい状態で何度となく来院されました。

その度に、鍼治療によってその張りや痛みを楽にし、体質改善に努めていきました。

その結果、子宮内膜の厚さが9ミリから11ミリに厚さをましました。

「今まで何度も検査をしてきましたが、こんなに厚くなったのは初めてです」とびっくりされました。

「体が変わってきたんですね。期待しましょう」と励ましつつ、治療を継続しました。

受精卵を戻してから2週間ほどたって妊娠がわかり、喜びを共にしました。

「これからが大事になります。大切にしていきましょう」

その後治療を週2回、更に週1回にし継続しました。

つわりも治療によって軽減し、その後安産灸を施しつつ妊娠後期まで治療をさせていただきました。

出産は遠方の実家に戻られ、無事、元気な男の子を出産されました。

2.全く生理の無い30歳代前半の女性

「受精卵を3週間後に戻しますが、間に合うでしょうか」と紹介を受けて来院されました。

問診しますと、「生理が全く無いのですが、どうしても子供が欲しくて。こちらで妊娠された方がいらっしゃると聞きました。お願いします」とのことです。

「時間があまりありませんが、精一杯やってみましょう。週3回の治療となりますから、来てください」

当初、冷えていた体が短い期間のわりに温まり、変化していることがわかりました。

また、産婦人科での治療により、体調がきつい状態になりましたが、鍼治療によって楽に過ごすことが出来ました。

「お腹が膨れ、張って痛かったのに、鍼をすると腫れも、張りも楽になるんですね。不思議ですね」と感謝されました。

受精卵を体内に戻し、無事妊娠となりました。

その後、つわりが始まり継続治療して、その期間を楽に過ごすことが出来ました。

途中、事情もありしばらく治療を休まれ、臨月に入り再来院されました。

出産予定日が目前になっても、陣痛が来ず、お医者さんからは、「もうしばらくかかりますねと言われました」と。

「陣痛促進穴に反応が出ていますから、もうすぐ産まれますよ。それじゃ、治療しておきましょう。明日か明後日には強い陣痛が起こって産まれますよ。強い陣痛が起きて間隔が短くなったら、背中の鍼をはずして病院に行ってください」

二日後に元気な男の子を、無事、出産されました。

普段は、体質改善を主眼において治療を進めております。

すなわち「肥えた畑に捲かれた種は、強い根をはり、しっかりと生育していきます。でも、茨の張った畑や養分の少ない畑に捲かれた種は、根を張ってもすぐに枯れてしまいます。あなたの体を肥えた畑に作り変えましょう」と例え話をしながら、鍼治療によって自然な妊娠を進めています。

しかし、体外受精によってのみ妊娠できる方もおられるのです。

体外受精で妊娠できる可能性も決して高いとはいえないのが現状のようです。

その確立を、鍼治療(経絡治療)によって少しでも高めるために貢献できればと、この治療を通してあらためて感じました。

体質改善と共にお役に立てればと思います。

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