更年期障害の治療例から
21st 2月 2010
更年期障害の治療例から -50歳代の女性-
数年前から更年期障害の症状に悩まされ薬を服用していました。うつ症状やホットフラッシュ・めまい等なかなか思うように仕事にもいけず家にいることが多くなっていたそうです。薬を服用していても諸症状はなかなか改善されず、次第に悲観的になっていったようです。
そんな中、当院を紹介され来院されました。声に力がなく、病の回復に対して悲観的になっていた様子が伺えました。
腹部も力なく軟弱で免疫力の下がっている状態が見受けられます。
「鍼治療を続けていきますとこれらの力のない状態からふっくらとした張りのある力強い状態に変わっていきます。声も変わってきますから、次第に自覚できるように変わっていきますよ」とお話し、継続治療することによって回復することを説明しました。
数回の治療で、声に力が戻り、頭痛やめまいが無くなってきました。当初週2回の治療でしたが、回復の様子を見て週1回に切り替え、当初服用していた薬も全く服用せずに快適に日常生活を送ることができるようになってきました。
現在は、2週に1回の割合で体調管理もかねて来院されております。その間、軽度のままい・肩こり等がありましたが、そのつど回復されて今日に至っています。
更年期障害で苦しんでおられる方は多いと聞きます。薬の服用で簡単に直るケースも追いようですが、しばらく飲んでいるのにいっこうに症状に改善の見られない方は是非、このような鍼治療をもひとつの医療として考えていただければと思います。
是非、鍼治療によって以前のような心もからだも元気な状態に戻していきましょう。このような症状に対しても、この症例のように効果を挙げられるのです。